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金剛山東麓のゆるやかな傾斜地に位置する。葛城川の上流域から風の森峠の西方の一帯。地名の由来を「書紀集解」は新羅沙比で捕虜を得たからと解くが,サヒは朝鮮語で鋤や剣を意味し,韓鍛冶の技術にかかわるものであろう。なお「常陸国風土記」には慶雲元年香島郡高松浜の鉄で剣を作ったという鍛冶の佐備大麻呂の名が見える。【佐糜邑(古代)】 奈良期から見える村名。【佐味(中世)】 鎌倉期から見える地名。【佐味村(近世)】 江戸期の村名。