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![]() | 宇治[近畿地方] |
古くは宇遅(御鎮座伝記裏文書・大神宮本記),有地とも書く。五十鈴川中流域の沖積平地と低丘陵地に位置する。「伊勢国風土記」逸文は地名の由来を,天照大神の鎮座以後内(うち)と称し,のちに宇治に転訛したと説明する。もとは内宮の鎮座地周辺の狭い地域をさし人家も少なかったが,江戸期に入って内宮の門前町として急速に発展し,その総称となる。一時期宇治の代名詞として内宮の名称が濫用されたが,文久3年から厳禁された。なお,中世には宇治六郷と称することもあり,岩井田・岡田・中村・楠部・朝熊(あさま)(朝熊・市宇田・松下がこれに属し,市宇田を代表とすることもあった)・鹿海(かのみ)の6郷からなる。また,岩井田・岡田を上二郷,残りを下四郷と呼ぶこともあった。
【宇治郷(古代)】 奈良期〜平安期に見える郷名。
【宇治郷(中世)】 鎌倉期〜戦国期に見える郷名。
【宇治町(近世)】 江戸期の門前町名。
