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野田山丘陵の西端,犀川(さいがわ)の支流伏見川のつくる小さな開析谷に位置する。村名の由来は,芋掘藤五郎の伝説に付会して藤五郎の妻の出身地である山城国山科にちなむとの俗説があるが,不詳。伏見川沿岸からは78種にのぼる鮮新世の化石が発見されている。縄文式土器をはじめ奈良期〜室町期の土師器・須恵器などを出土する遺跡のほか,山科ウワノ塚古墳が確認されている。【山科(中世)】 戦国期に見える地名。【山科村(近世)】 江戸期〜明治22年の村名。【山科(近代)】 明治22年〜昭和10年の富樫村の大字名。【山科町(近代)】 昭和10年〜現在の金沢市の町名。
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