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![]() | 南関[九州地方] |
古くは南之関(みなみのせき)と称した。玉名低山地,関川と菊池川の支流内田川流域に位置する。地名は大津山関に由来するものと思われ,古代末期頃に関が設置されていたことが推定される。大津山関については,「平家物語」や「源平盛衰記」には,寿永2年8月17日に都落ちした安徳天皇や宗盛以下平家一門が大宰府にあった際,都から供奉してきた菊池二郎高直が「大津山の関あけてまいらせん」として肥後に打ち越えて自分の城に引きこもったという話が収められている。また「鎮西要略」には,養和元年夏に菊池隆直・南郷大宮司惟安らが平家に反し,「大津山之関」で会して道をふさぎ,往還の海陸の官物を差し止めた旨が記されている。
【南之関(中世)】 鎌倉期から見える地名。
【南関町(近代)】 明治22年〜現在の玉名郡の自治体名。
