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![]() | 小浜[近畿地方] |
古くは伊介(いけ)島ともいった。小浜半島に位置し,西は池の浦湾,北は伊勢湾,東は鳥羽港に面する。日向島・飛鳥・平島(へしま)(三つの島)・不毛(けなし)島を含む。地名は,浜の地形に由来するという。集落は鳥羽港を望む東部に密集し,里・綱の浜・浜辺の3地区に分かれる。小浜と答志島桃取との間の海を淡海浦(おうみのうら)という。飛島と二見浦の神崎との間の千尋海は,淡海浦とともに数多くの歌に詠まれている。斎宮歌合に「音高く小浜の波ぞ聞ゆなる貝打寄する風はふくらし」と,小浜貝寄せの歌があるが,この地に明治期までは旧3月3日の潮干に,種々の貝が沖より浜辺に吹き寄せられ,人々が群集して拾う行事があった。これは斎宮寮の年中行事の遺風であろう。飛鳥明神社は飛島の御膳島にあり,伊勢神宮の贄海神事は古くはこの社前で行われていたが,風波の危険をおそれ,中世より二見の神前沖に移ったといわれる。
【小浜御厨(中世)】 鎌倉期〜室町期に見える御厨名。
【小浜組(近世)】 江戸期の鳥羽藩の組名。
【小浜村(近世)】 江戸期〜明治22年の村名。
【小浜(近代)】 明治22年〜昭和29年の鳥羽町の大字名。
【小浜町(近代)】 昭和29年〜現在の鳥羽市の町名。
