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![]() | 大形?[関東地方] |
鬼怒(きぬ)川沿岸の洪積地の一画に位置し,鬼怒川支流の山川下流域にあたる。下総・常陸の国界をなしていた古代の鬼怒川(毛野川)は,この上流で右折し屈曲していたので,洪水のたびに決壊して下総国側の田地の被害が甚だしかった。両国界は旧川により,水にしたがって移改しないという条件で河道改修が行われた(続日本紀神護景雲2年8月条)。その結果,下総国側の地域に大干潟ができ,その地帯を大潟と名付けたという(結城郡郷土大観)。また,改修以前から一帯の平坦地は長雨には沼沢状となり,晴天に干上がると原野となる「広大な潟」で,大潟とよばれていたとも考えられる。「続日本紀」に「一郡口分二千余田,長為荒廃」とあるように,すでに開拓が進み,適良地は耕作されていたが,毛野川洪水の被害を受けたと思われる。
【大方郷(古代)】 平安期に見える郷名。
【大方郷(中世)】 鎌倉期から見える郷名。
【大形村(近代)】 明治22年〜昭和29年の自治体名。
