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![]() | 大宮[中部地方] |
足羽(あすわ)川支流の羽生川中流域に位置する。地名の由来について「名蹟考」には,「浅山直明云,大宮と云邑名は,古磐座神社有之付ての事か」とある。また,同書は「朝倉始末記」を引いて,熊野社(明治末八幡神社に合祀)は源義経が参籠したおり神から橇を授けられ窮地を脱したという伝えあるをもって「カンシキ堂」と呼ばれると記す。5軒で「どのこ」(氏子)を組織して食事をともにする風習が残る。増明遺跡(縄文時代集落跡,縄文式土器出土)・東浦遺跡(古墳時代,土師器出土)がある(美山町史)。「朝倉始末記」は,天正3年8月16日に織田信長の来襲を避けるため,一乗谷から大野に落ちのびる朝倉義景の道行文のうちで「大宮スギテスゴスゴト,ウキ目ニ懸ルハカリ石」と記す。慶長の太閤検地帳(笠松宗右衛門家文書)では,上田8町5反余・中田3町7反余・下田1町8反余・荒田8反余・上畠3町5反余・中畠1町3反余・下畠2町8反余・荒畠6反余・山畠3町6反余・屋敷6反余。
【大宮村(近世)】 江戸期〜明治22年の村名。
【大宮(近代)】 明治22年〜現在の大字名。
