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四方を山で囲まれ,伊与木川流域のほぼ中央に位置する。川は伊与木川,地名は伊与喜,住民の姓は伊与木と使い分けている。土佐では魚のことを「イオ」または「イヨ」といい,木は場所を表すので,地名は魚が多く獲れた場所に由来するとみられる。一条家の家臣堀川大炊助藤原信隆が築城し,幡多郡の東端の守りとして8代122年続いた伊与木城跡が伊与木川の東の山上にある。また城主の菩提寺随正寺は同川の西の森の中にある。【伊与木村(中世)】 織豊期に見える村名。【伊与喜郷(近世)】 江戸期の郷名。【伊与喜村(近世)】 江戸期〜明治22年の村名。【伊与喜(近代)】 明治22年〜現在の大字名。