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小田(近代)[島根県]
角川日本地名大辞典(旧地名編)

 明治22年〜現在の大字名。はじめ田岐村,昭和25年岐久【きく】村,同31年多伎【たき】村,同44年からは多伎町の現行大字。明治19年に国道が開通して現在の町並みができる。それ以前は町上【まちがみ】から旧道沿いにあった。明治21年3月1日小田郵便電信局開設,同35年11月電信開始,同41年2月電話業務開始,大正2年小田駅開設,同4年電灯がつく。消防は私設から大正13年4月公設,昭和8年2月消防用溜池設置,同14年警防団,同22年7月消防団結成。同27年7月より一畑電鉄株式会社のバスが今市・田儀間,同28年より石見交通会社と相互乗入れとなる。窪田へも往復した。無限責任田岐村信用販売利用組合が大正6年10月創立。多伎村立小田小学校は昭和38年4月に久村小学校と統合,岐久小学校となる。旧校舎は同41年7月多伎村茶業組合など,諸組合が共同事務所に利用。田岐中学校は昭和25年12月久村中学校と統合して岐久中学校となる。同33年4月田儀中学校と統合して多伎町立多伎中学校となった。明治26年10月今市区裁判所田岐出張所が置かれ,登記事務開始,昭和22年5月松江地方法務局田岐出張所となったが,同49年6月松江地方法務局出雲支局に統合。特産は山間部で木炭,小田石と称する角閃安山岩が露出し石垣用・墓石用・鉄道用バラスに使用。昭和24年小田西港(柳谷),同26年に小田東港(赤岩)の築港完成。同29年1月岐久診療所開設,小田出張所を置いた。水道は町部を中心に同年12月開設。同35年の世帯358・人口1,730。同45年の世帯332・人口1,313。