妊娠と薬
妊娠しそうなときや妊娠したときやめなければならない薬がある.トリメタジオン(ミノ・アレビアチン),炭酸リチウム(リーマス),バルプロ酸(デパケン),カルバマゼピン(テグレトール)である.全部てんかん系の薬.妊娠が疑われるときにはアレビアチンやエクセグランに変更する.その他の薬はすべて,奇形の危険と,症状悪化の危険を見比べることになる.子供を守るために薬をやめて,その結果症状悪化して流産することもあるのでむずかしい.薬の他にアルコールにも注意を要する.アルコール性胎児症候群では母親の飲酒が胎児に生涯続く影響を与える.
| 丸善 「こころの辞典」 JLogosID : 12021163 |