ベーブ・ルース
【べーぶるーす】
試合が終わったら女のもとへ
アメリカのメジャーリーグといえば、豪快なホームランが醍醐味だ。そして、このホームランのおもしろさを植え付けた偉大なる野球選手であり、国民的英雄なのがベーブ・ルースだ。一九一四年、メジャーリーグのボストン・レッドソックスに投手として入団。すぐに打者として天才的な能力を発揮した。一九一九年に二九本塁打を放ち、翌年ニューヨーク・ヤンキースにトレードされてからは、強打者として活躍することとなる。一九二七年、一五四試合で本塁打六〇本の大記録を樹立。四〇歳で引退するまでの二二年間に、ホームラン王一二回、通算ホームラン数七一四本、四死球二〇五六、打点二二一〇を記録した。生涯打率は三割四分二厘だ。引退後は財団を設立し、恵まれない子どもへの福祉事業に打ち込んだ。ところで、ベーブ・ルースは、試合が終わると猛烈な速さで球場を去っていく人物だったという。R・クリーマーという人物が著した『英雄ベーブ・ルースの内幕』によれば、彼の行き先は女性のもと。彼は様々な女性と付き合い、試合が終わればすっ飛んで行っていたというのである。二二年間にもわたって偉大なバッターとして活躍したルースの原動力は、ここにあったのかもしれない。
| 東京書籍 「雑学大全2」 JLogosID : 14820789 |