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ヤフー
【やふー】


定番サイト「Yahoo!」のそもそもの意味は?

インターネット検索をする場合、よく利用するサイトといえば「Yahoo!」だが、とにかく変わった名前だと思ったことはないだろうか。「Yahoo!」を開発したのは、スタンフォード大学電気工学博士課程二人学生、デビッド・ファイロとジェリーヤンである。二人自分たちの興味赴くままに、ネット活用道しるべをつくった。一九九四年のことである。そして、いまのような、何か調べたいと思ったとき、効率よく情報を探してくれるソフトウエアにしたわけだ。このまったく新しい概念によってつくられたソフトの名は、「Yet Another Hierarchical Officious Oracle」(もう一つの階級構造気が利く権威者)の略からきているという。しかし、開発二人によると、自分たちは自分たちのことを「ならず者」だと思っていたので、スウィフトの『ガリバー旅行記』に出てきた人間の形をした獣の名「yahoo」からとったという。いずれにせよ、素直ネーミングというよりは、少しひねりのきいたセンスによってもたらされたものといえる。興味深いのは二人趣味である。二人コンピュータ以外にも熱狂しているものがあった。相撲である。そこから、ファイロは自分のパソコンに「小錦」、ヤンは「曙」というニックネームをつけていたそうだ。一九九五年、ヤフーコーポレーション設立され、本格的Yahoo!サービスがはじまると、利用者はまたたくまに増えていった。日本では、一九九六年、日本のソフトバンク(株)共同ヤフー(株)設立し、日本語でのサービス受けられるようになった。




東京書籍
「雑学大全2」
JLogosID : 14820918