イスラエルのアラブ人
イスラエルの成立時に多くのパレスチナ人が脱出して難民となったが、故郷に踏みとどまったパレスチナ人もいた。彼らとその子孫は現在約170万人で、イスラエルの人口の4分の1を占めている。宗教はイスラム教、キリスト教、ドルーズ派。大半は、徴兵はされていないが参政権は与えられており、3つのアラブ系の政党がクネセットに10人の議員を送り込んでいる。だが様々な面で、2級市民的な扱いを受けている。イスラエルでは、思いのほか、アラビア語が通じることはあまり知られていない。
| 朝日新聞社 「知恵蔵2009」 JLogosID : 14846217 |