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COPMOP


Conference of the Parties serving as the Meeting of the Parties

" 2005年2月16日に発効した京都議定書の締約国による最高決定機関としての会合。気候変動枠組み条約と京都議定書の参加メンバーはほぼ重複するため、京都議定書締約国会合(MOP)が気候変動枠組み条約会議(COP)の一部として開催される形となる。第1回締約国会合(COPMOP1)は、気候変動枠組み条約第11回締約国会議(COP11)と共に、05年11~12月にカナダモントリオールで開催された。COPMOP1は、議長国カナダの提唱する3つの「I」(“Implementation〈実施〉""“Improvement〈改善〉""“Innovation〈創造〉"")が交渉のキーワードとなった。まず京都議定書の運用ルールを定めたマラケシュ合意の採択と各種委員会の設置で、京都議定書の「実施」のルールがすべて整った。またクリーン開発メカニズム(CDM)推進のための具体的な方策など、京都議定書の「改善」も合意された。特に、将来枠組み構築に向けた「創造」として、「長期的協力のための行動の対話」(モントリオールアクションプラン)がCOPで決定された。これは、京都議定書の第1約束期間の終了する13年以降に向けた、米国や主要途上国を含むすべての条約締約国の参加による「将来の対話を行う場」となる。EUなどが主張する産業革命以前のレベルから気温が2℃以上上昇しない」などの目標への合意、「共通だが差異のある責任」の原則の下で途上国も合意可能な次期枠組みの開発、そして米国の復帰など難問は山積みだが、地球温暖化防止を進める上で重要な一歩である。"




朝日新聞社
「知恵蔵2009」
JLogosID : 14846759