中央社会保険医療協議会
厚生労働大臣の諮問機関で、2年に1回、診療報酬の価格を決める。健康保険組合連合会(健保連)など支払い側の7人と、日本医師会など診療側の7人、そして公益代表6人の3者による計20人の委員で構成される。2004年4月、中医協の委員だった健保連の代表(元社会保険庁長官)、日本歯科医師会の常務理事らが、かかりつけ歯科医初診料の扱いなどを巡る贈収賄で逮捕された。これを機に、中医協の在り方に関する有識者会議が設置され、05年7月、(1)報酬改定率は内閣が決定し、改定の基本方針は社会保障制度審議会が定め、中医協は個別の診療報酬点数を審議する、(2)委員の3者構成は維持するが、公益代表を増やし、医師の委員5人のうち2人は病院団体の代表とする、などの報告書がまとめられた。
| 朝日新聞社 「知恵蔵2009」 JLogosID : 14847493 |