行為障害

conduct disorder
反復し持続する攻撃的・反社会的行動パターン。人や動物への攻撃性(いじめ、脅迫、暴行、残虐行為)、放火や破壊、窃盗、人をだますなど、また、小学生の時からの夜遊びや怠学などが診断基準として挙げられている。生物学的・社会的・心理的要因が考えられる。絶え間ない両親のけんか、虐待、養育の怠慢や拒否という家庭環境の不安定さは、子供の攻撃衝動を高め、欲求不満耐性を育成できない原因となる。社会的な環境の影響も大きい。薬物療法で攻撃性を軽減する可能性もある。家庭・学校・地域という多元的なアプローチが重要となる。

![]() | 朝日新聞社 「知恵蔵2009」 JLogosID : 14848528 |