藤原定子
【ふぢはらのていし】
[[人名]]ふぢはらのていし【藤原定子】(フジワラノテイシ)((名は「さだこ」ともいう))(九七六?~一〇〇〇)平安時代中期の一条天皇の中宮、後に皇后。藤原道隆(みちたか)の娘。母は高階貴子(たかしなのきし)。藤原道長の娘の彰子(しょうし)が中宮に立ったため、一代二后の先例となった。その後、権勢が道長派に移り、不遇な境遇の中で若くして死去。女房として仕えた清少納言が『枕草子』の中で、その才色を敬愛の目で書きとどめている。
 | 東京書籍 「全訳古語辞典」 JLogosID : 5073509 |