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イ音便
【いおんびん】


[[文法]]いおんびん【イ音便】(イオンビン)音便の一つ。語中・語尾のキ・ギ・シなどの音がイの音に変化すること。動詞では、「書きて」→「書いて」、「継ぎて」→「継いで」、「指して」→「指いて」のように、多くカ行・ガ行・サ行四段動詞の連用形が接続助詞「て」、完了の助動詞「たり」などに続く場合に起こる。形容詞では、「若き人」→「若い人」、「美しきかな」→「美しいかな」のように、連体形の語尾「き」「しき」が体言、または終助詞「かな」などに続く場合、助動詞では、「しかるべきこと」→「しかべいこと」、「あるまじきぞ」→「あるまじいぞ」のように推量の助動詞「べし」や打消推量の助動詞「まじ」の連体形に起こる。その他、名詞では「きさきのみや」→「きさいのみや(后の宮)」、副詞では「まして」→「まいて」、接続詞では「次ぎて」→「次いで」などとなる。
<参考>まれに「たてまつる」→「たいまつる」、「ござります」→「ございます」のように、テ・リの音がイの音に変化することもある。




東京書籍
「全訳古語辞典」
JLogosID : 5073810