全訳古語辞典 か行 か 30 陽炎の【かぎろひ-の】 <枕詞> かぎろひ-の【陽炎の】(カギロイ―)かげろうが春に立ちのぼることから、「春」にかかる。また、かげろうが立ちのぼるさまが燃えているように見えることから、「心燃ゆ」にかかる。[例]「◎奈良(なら)の都はかぎろひの春にしなれば」〈万葉・六・一〇四七・長歌〉 東京書籍「全訳古語辞典」JLogosID : 5075210