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思し出づ
【おぼし-い・づ】


[他][ダ下二]で/で/づ/づる/づれ/でよ

おぼし-い・づ【思し出づ】(―イズ)(「思ひ出づ」の尊敬語)お思い出しになる。
[例]「南殿の鬼のなにがしのおとどおびやかしけるたとひをおぼしいでて、心強く」〈源氏・夕顔〉
[訳]「紫宸殿(ししんでん)の鬼が、なんとかの大臣(=藤原忠平)をおどかした(が、しかられて逃げていった)例を(光源氏は)お思い出しになって、気を強くして」




東京書籍
「全訳古語辞典」
JLogosID : 5082531