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我が庵(いほ)は 三輪(みわ)の山もと 恋しくは とぶらひ来(き)ませ 杉たてる門(かど)
【わがいほはみわのやまもと】


〔〔和歌〕〕〈古今・雑下・九八二・詠み人知らず〉
[訳]「私の庵(いおり)は三輪山(→みわやま)のふもとにある。恋しく思ったら訪ねていらっしゃい、杉の立っている戸口を」
<参考>この歌から「三輪の杉」は人を待つことの表象となった。中世、三輪明神が恋人に与えた歌とされ、説話化した。




東京書籍
「全訳古語辞典」
JLogosID : 5089987