全訳古語辞典 わ行 を 17 痴・烏滸・尾籠【をこ】 [名]<形動>[ナリ] をこ【痴・烏滸・尾籠】(オコ)((「うこ」ともいう))愚かなこと。ばかげたこと。[例]「よく尋ね入りてを打ち出(い)でよ。人たがへしてはをこならむ」〈源氏・蓬生〉[訳]「しっかり突き止めたうえで口に出しなさい。もし人違いをしたら愚かであろう」<参考>中世、「尾籠」を音読して「びろう」の語が生まれた。 東京書籍「全訳古語辞典」JLogosID : 5090454