さわが・し
【さわが・し】

[形][シク](しく)・しから/しく・しかり/し/しき・しかる/しけれ/しかれ
((動詞「さわぐ」の形容詞化))[1]騒々しい。やかましい。
[例]「風のいとさわがしく吹きて」〈枕草子・九月つごもり〉
[訳]「風がひどく騒々しく吹いて」
[2]忙しい。あわただしい。取り込んでいる。
[例]「いとさわがしきほどなれど、御返りあり」〈源氏・賢木〉
[訳]「とても忙しいときであるのに、ご返事がある」
[3]穏やかでない。不穏だ。落ち着かない。
[例]「世の中に事出(い)で来(き)、さわがしうなりて」〈枕草子・殿などのおはしまさで後〉
[訳]「世間で一大事が生じて、(世情が)穏やかでなくなって」
<参考>用例中の「さわがしう」は連用形「さわがしく」のウ音便。

![]() | 東京書籍 「全訳古語辞典」 JLogosID : 5105879 |





