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さん-べき
【さん-べき】


<連体>

((「さるべき」(動詞「さり」の連体形+推量の助動詞「べし」の連体形)の撥音便から))それにふさわしい。それ相応の。適当な。しかるべき。
[例]さんべき折節(をりふし)参りて、つれづれなるさんべき人と物語などして」〈更級〉
[訳]しかるべきときにお伺いして、手持ちぶさたな適当な人と話などをして」
<参考>中古では多く、撥音を表記しないで「さべき」と書く。




東京書籍
「全訳古語辞典」
JLogosID : 5105983