スターバックスの社名の由来は?

今や日本に四〇〇店舗もあるコーヒーチェーンのスターバックス。「スタバ」の愛称で親しまれているスターバックスって一体どういう意味なんでしょう。
スターバックスの歴史は、一九七一年アメリカ・シアトルでオープンした「スターバックス・コーヒー・ティー・アンド・スパイス」に始まります。創設者は元英語教師のジェリー・ボールドウィン、歴史教師のゼブ・シーゲル、作家のゴードン・バウカーの三人。
社名はまずゴードンが名作『白鯨』にでてくる捕鯨船の「ピークウォド(Pequod)」にしようと考えました。しかし友人のテリー・ヘクラーが「おしっこ(pee)で刑務所(quod)のコーヒーなんて」と猛反対。次にテリーがシアトルの近くにあるレーニア山の麓にあった「スターボ」という採掘場の名前はどうかと提案。そこで、議論は白熱し、最終的に創設者のジェリー・ボールドウィンが『白鯨』のピークウォド号に乗るコーヒー好きな一等航海士「スターバック」を発見。これが社名になったのでした。

![]() | 角川学芸出版 「話を盛りあげる究極の雑学」 JLogosID : 5180522 |