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正しく見るためには二度見よ美しく見るためには一度しか見るな


【名言名句】
正しく見るために
は二度見よ美しく見るためには一度しか見るな

【解説】

一度見てわからなかったこと、見えていなかったことが、二度見ることによって見えてくるものである。物事を正しく判断するためには、二度見る、つまり「見返す」という態度が必要である。念を入れて見る、別の角度から眺める、という態度が「見返し」である。
しかし、正を見るためには、不正をも見なければならない。不正とは美しくないことだ。だから美しくないものを見ないためには、「見返す」ことはない、という。美しくないものを見ない、という人生のあり方も、一面では幸せなことかもしれない。
【作者】アミエル
【生没年】1821~81
【職業】スイスの思想家
【出典】『日記』
【参考】アミエルは多くの著作を刊行しており、大学で哲学も教えた。『日記』はアミエルの死後発見され刊行されたが、一七〇〇ページにものぼり、ヨーロッパの作家たちに大きな影響を与えた。




あすとろ出版
「名言名句の辞典」
JLogosID : 5450471