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東橋
【あずまばし】


豊平(とよひら)川に架かる橋。札幌市白石(しろいし)区菊水上町と中央区北1条東14丁目を結び,国道12号が通る。橋長132.7m,幅員25m(上線13m・下線12m)で,上線は昭和26年,下線は同44年に完成。型式はゲルバー桁,連続桁3連橋。明治22年札幌~江別間の道路開通に伴い,白石街道(現国道12号)も豊平川まで延長され,翌年東橋が架橋。当初は40mの釣橋と77mの板橋をつないだ木橋で,豊平川の洪水でたびたび流失,破損し架け替えられた。東橋および旧豊平橋(明治8年豊平川の上流側1.8kmに架橋)の開通は,札幌市の中心部に近い豊平西部や菊水地域を,純農村から住宅混在地区に変え,大正後期から人口増加が進み,戦後の札幌市の人口急増で,この地区は住宅・工業・商業の混合地区の性格が強まった。道の主要幹線,国道12号の交通量急増に伴い交通渋滞が生じ,昭和44年に橋幅を2倍に拡張したが,自動車交通容量1日2万8,800台に対し,同57年には混雑度1.27(交通量1日3万6,685台)。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7000295