上越
【かみこし】
(近代)昭和14年~現在の行政字名。はじめ上川村,昭和27年からは上川町の行政字。もとは上川郡の一部,茅刈別。明治31年北見峠に私設駅逓設置,のち,官設駅逓となる。同41年浮島湿原発見。昭和7年国鉄石北線がトンネルによって開通し上越駅が信号所として設置され,官設駅逓は廃止となる。同32年国道39号の開通によって,北見道路は一時道道に移管されたが,のちに改良工事が行われ国道333号となる。また,国道273号の難所といわれた浮島峠は,同59年3,285mのトンネル完成によって冬季の不通区間を解消。昭和58年国鉄の合理化に伴い上越駅が廃止。世帯数・人口は,昭和35年25・64,同45年26・96,同50年以降は無人地区。
| KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7002055 |