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福井
【ふくい】


(近代)昭和12年~現在の行政字名。はじめ狩太村,昭和25年狩太町,同39年からはニセコ町の行政字。もとは狩太村の一部,昆布・ルベシベ。地名は,当地に入植した福井団体の名によるという。明治32年三重団体13戸が入植,4,5年後に全員が離村。同33年福井団体26戸,同34年青森県から26戸が入植。福井団体は当地のほぼ中央(現国道5号沿い)に位置し,早くから市街を形成。同38年狩太第三尋常小学校(現福井小学校)開設。同44年ルベシベ巡査駐在所設置。主要農産物は水稲・バレイショ・デンプン。大正11年灌漑溝が完成,米作は昭和34年農耕地178haのうち40haに達した(ニセコ町史)。昭和28年ニセコ観光バスにより国鉄函館本線狩太駅(現ニセコ駅)からバスの運行が開始。同34年の世帯数50。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7007394