富良野線
【ふらのせん】

日本国有鉄道の路線名。函館本線の旭川駅と富良野駅を結ぶ。延長54.8km,駅数16,非電化単線。北から旭川市―美瑛(びえい)町―上富良野町―中富良野町を経て富良野市に達する。明治29年5月北海道鉄道敷設法が公布され,拓殖政策と北辺防備のための第1期線の1つとして,旭川~根室間を結ぶ北海道鉄道十勝線が構想された(新北海道史4)。明治30年6月旭川~美瑛間26.2kmが起工,同32年9月開通。同年11月美瑛~上富良野間17.5km,同33年8月上富良野~下富良野(現富良野市)間16.6kmが開通した。明治40年9月難工事であった狩勝トンネルの完成により旭川~釧路間が全通し,同42年10月旭川―下富良野―釧路間を釧路線と改称した。しかし大正2年11月,道央から道東に至る近距離路線として滝川~下富良野間が開通したため,滝川―下富良野―釧路間を釧路本線と称し,旭川~下富良野間を現行路線名の富良野線と呼称した(富良野市史)。この結果札幌から釧路方面に向かう主要列車は,すべて釧路本線を利用することになり,富良野線は幹線から分岐線へとその地位を転じ,下富良野駅は昭和17年4月富良野駅と改称した。現在富良野線のダイヤは,1日1往復の旭川~帯広間を除いて,すべて旭川~富良野区間で編成され,1日十数往復,2~3両連結で運転される。昭和58年度営業係数は551で,北海道のローカル線としては最も利用度の高い路線の1つである。なお当路線は,昭和62年4月1日でJR北海道(北海道旅客鉄道)に移管された。

![]() | KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7007559 |





