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北海道神宮
【ほっかいどうじんぐう】


札幌市中央区宮ケ丘にある神社。旧官幣大社。祭神は大国魂神・大那牟遅神・少彦名神・明治天皇。当初は開拓神勅祭社・一の宮と称し,札幌神社とも号した。北海道総鎮守として広く崇敬される。北海道開拓の神として,明治2年9月1日勅裁を受けた。神祇官で開拓神鎮座祭を執行後,開拓使長官東久世通禧が大国魂神・大那牟遅神・少彦名神3神の御霊代と御幣物・宣命などを奉戴して北海道へ渡った。箱館着後は開拓判官島義勇がそれらを奉戴して銭箱村・札幌へと奉遷。札幌第1番役宅に仮奉安後,翌明治3年5月15日に仮庁前創成河畔(現北6条東2丁目)に小祠を建立して奉祀し,社号を開拓神勅祭社・一の宮と称した。同4年札幌神社と改称して国幣小社に列格。現社地である円山の地に仮本殿を造営して正遷宮式を行った。翌5年官幣小社に昇格,例祭日を6月15日と定めた。同7年には例祭当日は官民ともに休業とし,遠近に従って参拝または遥拝するようにとの命令が開拓使より出されている。同12年の例祭では3日間の神輿渡御が行われ,以後恒例となった。同26年官幣中社,同32年官幣大社に昇格。翌33年当社神札の全道頒布が道庁より告示され,当社は北海道総鎮守として広く崇敬されるようになった。同43年仮殿遷座祭を行い,大正2年正遷座祭執行,社殿が落成した。昭和39年新社殿造営,同11年以来の念願であった明治天皇増祀と北海道神宮への改称を実現した。同49年放火により本殿・拝殿などを焼失,同53年新築落成した。例祭は6月15・16日で明治維新勤王隊や各祭典区の山車が参加する神輿渡御は札幌祭りとして親しまれている。末社数社を擁している。その中で頓宮は,明治11年に円山の地まで参拝に行けない者のために遥拝所として南2条東3丁目に設立された。神道事務分局や社務所としての役割を果たしたこともあったが,昭和22年末社となった。現在は神輿渡御の御泊所をも兼ねている。境内社開拓神社は,昭和13年に開道70周年を記念して開拓功労者の霊を奉斎したことに始まる。同15年末社開拓神社となり,島義勇ら36柱の神霊を奉祀,同29年十勝の農聖依田勉三を併祀した。また鉱霊神社は鉱業界の殉職者を祀っており,昭和24年境内に遷した。穂多木神社は元北海道拓殖銀行の守護神および関係者の神霊を祀っており,昭和25年境内に遷座した。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7007859