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紋別
【もんべつ】


(近代)昭和26年~現在の町名。はじめ千歳町,昭和33年からは千歳市の町名。もとは千歳町大字烏柵舞(うさくまい)村の一部。昭和32年までは字。地名の由来は,アイヌ語のモベツにより,紋別川が千歳川の支流であることから子である川の意(ちとせ地名散歩)とする説や,カムイミンタル(山頂にある熊の送り場)のあるこの川筋では争いがタブーとなっていたことから争い事の無い静かな川の意とする説などがある。松浦武四郎「廻浦日記」に「モンベツ,昔は相応に家数も有しが,当時は断絶せし由」,同「丁巳日誌」に「モヘツブト,川口巾五六間,急流。其両方平地。昔しは人家多く有し由。今其人家皆モンベツえ引取りしなり。扨モンヘツ川すじの事を聞に,堅雪のせつは鷲取に皆上るとかや」と見える。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7009092