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下田
【しもだ】


旧国名:陸奥

十和田湖を源流とする相坂川(奥入瀬(おいらせ)川)の下流に位置し,川を挟んで南側の河岸平地と北側に広がる台地とからなる。地内は南下田・中下田・北下田に分けられる。地名の由来は,六戸川(奥入瀬川)に沿った六戸郷のうち,下流の地に水田が開かれたことによる。地内の阿光坊から黒曜石製尖頭石器が出土し,また各所から縄文式土器・弥生式土器が出土。古代においても白鳳期の小金銅仏がもたらされて現存し,平安期の石帯に用いられた碧玉製の丸靹や,それよりも古い剣形石製模造品・直刀などが土師器・須恵器とともに出土し,古墳時代のものと推定されている。中世の十三塚も叢塚とともにある。また,地内の木崎・耳取・間木は木崎の牧の名残の地名で,そこから木崎野が北に展開し,その守護神の正善堂が木ノ下にある。南部22代政康の第3子南長義の三男南直政が,南部信直から六戸通下田1,000石を賜わり,その長子直勝が下田に館を築き,弟将監直徳に300石を分地して寛永元年南部利直から黒印状を受けている(参考諸家系図)。
下田村(近世)】 江戸期~明治22年の村名。
下田村(近代)】 明治22年~昭和44年の上北郡の自治体名。
下田町(近代)】 昭和44年~現在の上北郡の自治体名。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7011214