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白糠
【しらぬか】


旧国名:陸奥

下北半島先端部に位置し,東部は太平洋に面し,この太平洋に注ぐ老部川流域に位置する。地名の由来は,アイヌ語系の「シラル・カ」からきたものと考えられ,シラルは潮が退いた沖合いに現れる岩盤のある場所で,カは上手の意味と考えられる(下北アイヌ語地名考)。地内には縄文前期の円筒下層式土器の出土する前坂下XⅢ遣跡や縄文後期の銅屋Ⅱ遺跡および縄文土器片・土師器片・擦文土器片が出土し,竪穴住居跡の発掘された下馬坂遣跡など10か所の遺跡がある。なお,康正年間の蠣崎の乱の頃,白糠武蔵の館があったといわれるが(東北太平記/みちのく双書3),和名を付したアイヌの首長ではないかとされている(東通の郷土と民話)。
白糠村(近世)】 江戸期~明治22年の村名。
白糖(近代)】 明治22年~現在の東通村の大字名。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7011338