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日本鉄道
【にっぽんてつどう】


日本鉄道の経営した路線。東京と青森間を結んでいた。国鉄東北本線の前身。日本最初の私営鉄道として,明治14年に設立され,関東・東北地方に1,376.7kmに及ぶ鉄道網を経営した。上野~青森間は日本鉄道の幹線で,上野~前橋間を第1区線,第1区線の大宮から分岐し白河までを第2区線,白河~塩釜間を第3区線,塩釜~盛岡間を第4区線,盛岡~青森間を第5区線と称し,鉄道局への委託工事により明治15年に着工。第1区線から順次開通し,同24年9月1日第5区線盛岡~青森間の開通により,日本鉄道上野~青森間732kmが全通した。開業当時,上野~青森間の直通列車は1日1便,上り26時間40分,下り26時間25分。料金は,上等13円65銭・中等9円10銭・下等4円55銭であった。上野~青森間は,日本線・奥州線・東北線などと称されたが,いずれも正式名称ではなく,明治32年の「日本鉄道株式会社鉄道線路略図」には上野~前橋間,大宮~青森間は,第1区線より第5区線と記載されている。開業時の県内駅は,三戸・尻内(しりうち)(現八戸駅)・沼崎(現上北町駅)・野辺地・小湊・浅虫・青森の7駅であった。明治24年12月下田,同26年7月野内(のない)・浦町,同27年1月乙供(おつとも)・狩場沢,同年4月古間木(現三沢駅),同30年7月には剣吉の各駅が開業している。また明治27年には,支線として八戸線(尻内~湊)が開通した。明治39年11月鉄道国有法により国に買収され東北線となり,同42年東北本線と改称された。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7012262