矢巾
【やはば】

旧国名:陸奥

矢羽場・矢幅とも書いた。北上川右岸に位置し，同川支流岩崎川が南流する。西は奥羽山脈が重畳し，南昌山・金壺山・田沢山・東根山などが連なる。地名の由来は，前九年の役で鎮守府将軍源頼義が安倍貞任を征する時，矢を作るために羽を集めた地であることによると伝承される。
【矢羽場村(近世)】　江戸期の村名。
【矢巾村(近代)】　昭和30～41年の紫波郡の自治体名。
【矢巾町(近代)】　昭和41年～現在の紫波郡の自治体名。

KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7016347