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南材木町
【みなみざいもくちょう】


旧国名:陸奥

(近世~近代)江戸期~現在の町名。江戸期は仙台城下町方二十四町の1つ。若林材木町ともいった。明治11年宮城県仙台区に所属。同22年からは仙台市の町名。奥州街道沿いに位置する。江戸期に木材専売特権を与えられていた町で,北材木町に対して南材木町と称された。当町は寛永10年12月を下らぬ頃に割り出されたといわれる(白石但馬佐藤小左衛門書状)。若林城下の廃止に伴って「南木町」と改称,南材木町は延宝3年までタバコの専売権も有していた。「封内風土記」によれば,宅地64・人口578・馬3。嘉永5年「宗門改」によれば人頭87・人数542(うち男275・女267)。七郷堀が町の中央を横切り,江戸期には長さ5間・幅2間半の板橋が架けられていた(封内風土記)。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7019242