川南組
【かわみなみぐみ】
旧国名:出羽
(近世)江戸期に見える地域名。はじめ櫛引(くしびき)郡,寛文4年から田川郡のうち。松山藩の行政区の1つ。庄内平野中央部,最上川左岸の地域。属した村々は,幕末期の「荘内要覧」によれば,八色木・西袋・廻館・三本木・荒興屋・余目新田・柴野・大野・田谷・島田・境興屋の11か村。また寛文4年の御朱印目録(松山藩史料)によれば,上記のうち,三本木を三本柳,荒興屋を新興屋,余目(あまるめ)新田を余目とし,大野以下の4か村を除いた7か村になっている。同史料によれば,村高の合計は2,787石余。庄内地方,現在の余目町・藤島町のあたり。
| KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7024656 |