南湖神社
【なんこじんじゃ】
白河市字菅生舘南湖公園そばに鎮座。祭神は松平定信。天正9年創建で旧県社。定信は田安宗武の第7子で,天明3年白河11万石の城主となり,同7年老中として寛政の治を施した。文化9年退任して楽翁と号し,風流文雅に親しみ,近世の名君といわれた。南湖公園を開いて灌漑に資し,湖畔に共楽亭を建てて庶民と交わったのは白河における民治の一例である。楽翁関係の宝物殿がある。境内の蘿月庵は楽翁遺愛の茶室である。
![](http://jlogos.com/images/hyoshi/ktim.jpg) | KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7033020 |