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瀬川
【せがわ】


旧国名:下野

今市扇状地の扇央部,大谷(だいや)川右岸の段丘上に位置する。地名は,もとは瀬尾村と1村であったが,慶長年間大谷川の洪水で川の瀬が2つに分かれたため,瀬を境に瀬尾と瀬川に分村したといわれる(今市町郷土地誌)。地内を通る日光街道には,江戸日本橋から34里を示す一里塚がある。また,日光街道の杉並木のなかには戊辰戦争の戦火を示す砲弾打込杉がある。地内には土塁の一部がわずかに残る館跡があり,竹林城と称されるが,館内から戦国期の様式を伝える五輪塔が出土している。さらに館内に住む手塚家には古く中世にあって日光二荒山神社の神人であったとの家伝が残る。天正8年,塩谷氏の被官大沢主水は軍勢を率いて瀬川に打ち入り,これを焼払い日光山に攻め込んだという(植木文書/矢板町誌)。
瀬川村(近世)】 江戸期~明治22年の村名。
瀬川(近代)】 明治22年~現在の大字名。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7042381