七井
【なない】

旧国名:下野
小貝川と小宅川が合流する平坦地に続く,なだらかな台地上に位置する。地名は,蟹の井・滝の井・室の井・蓬莱の井・亀の井・愛宕の井・桜の井の7井にちなむというが(市町村誌),7井については異説もある。台地上にある向北原遺跡が近年発掘調査され,弥生時代から古墳時代へ移行する時期の16軒の竪穴住居跡と8基の方形周溝墓が発見された。ほかに向北原古墳群や奈良期の向北原南遺跡がある。天正4年の築城とも伝えられる七井城は推定規模が東西約120m・南北約150~500mの平城で,濠跡や土塁の一部が現存している。また矢島城は東西約250m・南北約450mの規模の平山城で,長久年間に七井刑部大夫頼治の築城と伝えられる。ほかに東西約800m・南北約400mの広大な城域を有する館宮坂城(飯坂城)がある(県の中世城館跡)。
【七井(中世)】 戦国期に見える地名。
【七井村(近世)】 江戸期~明治22年の村名。
【七井村(近代)】 明治22年~昭和29年の芳賀郡の自治体名。
【七井(近代)】 明治22年~現在の大字名。

![]() | KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7043000 |





