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室瀬
【むろぜ】


旧国名:下野

行(なめ)川沿いに形成される丘陵上に位置する。字カノヘラには縄文中期のカノヘラ遺跡がある。室瀬字上の山には,勝道上人の作と伝えられる十一面観音が祀られている。明神との境には,東照宮造営時黒田長政が大石鳥居を奉納しようと人夫に運ばせたが,あまりの急坂に難行し,人夫たちに食べさせた米が10石に及んだという由来をもつ十石坂がある。また,地内に通る日光街道壬生(みぶ)通には,江戸日本橋から29里を示す一里塚がある。元禄4年5月に作成された「日光山常行三昧堂新作大過去帳」によれば,室瀬郷は「日光山往古社領六拾六郷」の1つであったという(輪王寺蔵/県史中世4)。年月日未詳の衆徒領三十七郷段銭日記には「室掌(瀬カ)三貫弐百三拾文」と見える(二荒山叢書)。
室瀬村(近世)】 江戸期~明治22年の村名。
室瀬(近代)】 明治22年~現在の大字名。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7043938