金井
【かない】

旧国名:上野
中世には金谷村と書いた。榛名(はるな)山東麓,吾妻(あがつま)川下流右岸に位置する。地名は製鉄にちなみ,製鉄を仕事とする金屋と当地の泉や池とを結びつけて金井と呼んだ。地内前原には昭和50年県史跡に指定された9世紀頃の渋川金井製鉄遺跡がある。また,昭和48年市史跡に指定された8世紀頃の金井古墳からは,鉄釘99・鉄鏃7・鉄片17・須恵器などが出土している。現在も銭上・金堀・明珍など鉄に関係ある地名が残っている。なお,天正9年極月26日の上杉景勝判物写(狩野文書/県史資料編7)に「長井分之内,森下・八崎・金谷村,停止軍役出置之者也」と見え,当地などが狩野新介に宛行われているが,この金谷村は当地に比定される。
【金井村(近世)】 江戸期~明治22年の村名。
【金井(近代)】 明治22年~現在の大字名。

![]() | KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7044949 |





