島名神社
【しまなじんじゃ】
高崎市元島名町にある神社。祭神は彦狭島王・品陀和気命のほか11柱。市史跡の将軍塚古墳上に位置する。「上野国神名帳」には従四位島名明神とあり(総社神社蔵/県史資料編6),縁起は不明であるが彦狭島王の伝説がある。彦狭島王は勅命により東山道15国の都督となったが,大和国春日穴咋邑で病のため薨じ,東国の民は悲しんで死骸を上野(こうずけ)国に葬ったというものである。品陀和気命を祀ることから八幡社と称したこともあり,享保年間に元島名村の村社となる。明治43年に付近の天降神社・菅原神社・富士浅間神社・稲荷神社・諏訪神社などを合併した。
| KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7045624 |