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新宿
【しんしゅく】


旧国名:上野

渡良瀬川の左岸,新川との間に形成された河岸段丘上に位置する。東部を桐生川が流れる。地名の由来は,渡良瀬川の氾濫原上に立地した本宿の農民が,たび重なる洪水の危難から逃れるため,元亀2年その南東部に長く延びた自然堤防に移住し,本宿に対して新宿と呼んだことによるものと思われる。最勝寺を宿頭に西から東へかけて約13町,中央に幅5間の道路を開き,その両側を間口13間・奥行44間前後に地割りして屋敷をつくり,道路の南側に用水溝を掘っている。さらに本宿の八幡宮を遷して鎮守とし,宿を整備した。地内には6世紀末の築造と思われる古墳6基があったが,現在は2基が残るのみ。
新宿村(近世)】 江戸期~明治22年の村名。
新宿(近代)】 明治22年~昭和4年の大字名。
新宿通(近代)】 昭和4~52年の桐生市の町名。
新宿(近代)】 昭和44年~現在の桐生市の町名。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7045845