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二度上峠
【にどあげとうげ】


吾妻(あがつま)郡長野原町大字北軽井沢と群馬郡倉淵村大字川浦との境にある峠。標高1,380m。浅間隠山(1,757m)の南の鞍部に位置し,主要地方道長野原倉淵線が通り,長野原町にとっては高崎市への最短距離のルートで,運輸交通・観光の両面からも重要な峠である。峠のすぐ北側には駒髪山(1,483m)がそびえ,山麓の石段には山頂に祀られている駒髪神社の鳥居がある。峠には駐車場もあって,ここを越えるマイカーの憩いの場所となっている。峠名は西方の峠下の二度上という地名によるが,ここには現在廃線となった草軽電鉄の二度上駅があった。二度上駅は標高1,250mの地点で,付近の傾斜が急なため,スイッチバックが採用されていた。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7046571