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元総社
【もとそうじゃ】


旧国名:上野

前橋台地,利根川右岸に位置する。上野(こうずけ)国の政治の中心である上野国府が当地に置かれた。平安中期には,上野国中の神社549社を勧請して総社神社(明神)と称したものと思われる。総社神社の所在した地を総(惣)社としたものと考えられる。その後,蒼海城に諏訪氏のあとを受け秋元長朝が入封し総社領とした。植野の地に城を築き,城下の整備をし,植野堰(天狗岩用水)の開削,寺を移転させた。植野の地を総社とし,総社の本地と総社を区別するため旧地を元(本)総社,新しい城下を総社としたものと思われる。
元惣社村(近世)】 江戸期~明治22年の村名。
元総社村(近代)】 明治22年~昭和29年の自治体名。
元総社(近代)】 明治22年~昭和29年の元総社村の大字名。
元総社町(近代)】 ①昭和29年~現在の前橋市の町名。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7047203