100辞書・辞典一括検索

JLogos

18

花ノ木
【はなのき】


旧国名:武蔵

県南部,霞川右岸の狭山(さやま)丘陵に位置する。地名の由来は花の木(カエデ科の落葉喬木)の所在によるとされている(地名誌)。「役帳」には小田原北条氏の重臣で小田原衆の花之木氏が見え,相模(さがみ)(神奈川県)に406貫文の所領を有し,ほかに「三百八拾壱貫六百文 金子郷 寄子給」と見え,「新編武蔵」「歴史地理」では花之木氏は当地出身の武士で,金子郷は入東(につとう)郡の金子郷であろうと推定している。しかし金子郷は相模国大井(神奈川県足柄上(あしがらかみ)郡大井町金子)にもあり,いずれとも判断できない。
花ノ木村(近世)】 江戸期~明治22年の村名。
花ノ木(近代)】 明治22年~現在の大字名。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7051245