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谷郷
【やごう】


旧国名:武蔵

谷村・谷の村・谷之郷ともいう。県北部,利根(とね)川・荒川両河乱流の名残とみられる星川・上忍(かみおし)川中間の沖積地に位置する。地名は低湿地を表す谷(や)に由来するとみられている。条里制水田遺構が耕地下1mに埋まっている。中世には康暦元年10月1日の男衾(おぶすま)郡本田村教念寺の貞康打渡状により「谷之郷」「谷郷」とも唱えたものとみられている(武文・新編武蔵)。また成田氏長はこの地の春日社で天正14年に奉納の連歌を催したという(成田記)。
谷之郷(近世)】 江戸期~明治22年の村名。
谷郷(近代)】 明治22年~現在の大字名。
谷郷(近代)】 昭和50年~現在の行田【ぎようだ】市の町名。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7052356