祖師ケ谷
【そしがや】

旧国名:武蔵

「そしがい」ともいい，祖子ケ谷とも書く。地名の由来は，鎌倉時代に地福寺と呼ぶ大寺があり，この地に祖師堂が建立されていたゆえという。地福寺はのちに新座(にいくら)郡白子村に移転して地蔵院地福寺となり，天台宗に改宗，現存している（千歳村史）。下祖師ケ谷村の小名に地福寺がある。祖師ケ谷の地名はほかにもあり，雑司ケ谷と同じと考えられる。
【祖師ケ谷村(近世)】　江戸期の村名。
【祖師ケ谷(近代)】　昭和11～46年の世田谷区の町名。
【祖師谷(近代)】　昭和46年～現在の世田谷区の町名。

KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7062044